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白犬事件

以下は、白犬事件発覚の発端となった、ポータルサイトに掲載された女子高生による記事です。携帯電話で撮ったと思われる白犬の写真と共に掲載されました。

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こんにちは。今日起きた、胸が痛くなる出来ことを伝えたいです。
すこし文章が長いですが、最後まで読んで頂きますようお願い致します。

私は高校1年生です。
今日の出来事は私だけでなく、他の友達たちも一緒に見たので、この文章には私たちの気持ちが入ってます。

2007年1月 19日 私たちは授業が終わり1時ぐらいに学校を出ました。そして学校の坂道を下っていった所に、駐車中の中型トラックを見つけました。そのトラックの荷台には2つの鉄網がありました。

その鉄網のあるトラックは登校や下校の際、頻繁に見かけるトラックなのですが、今日は何故か学生たちがそのトラックの周りに集まっていました。もしかしてという訝しい思いでトラックに近づいて見ると、やっぱり。その鉄網の中には背中側に針金で足を縛られたチンド犬がいました。
友達の話では朝の9時からその状態だったと・・。

その犬は5時間もの間その体勢で縛れているので、元気も無くし、口はあけたまま、 目をぱちぱちさせながら涙だけを流していました。身動きできない体なので、 寒い天気の中でも身をすくめることすらできなく・・。

い -11  写真


その鉄網の隣には犬をほふる道具がありました。前からそのトラックには棄て犬と見える大きい犬から小さい犬まで3~4匹ずつその小さい鉄網の中に入れられてましたが、今日のように酷かった事はありませんでした。

私たちは腹がたって、112番(警察)に電話をしました。警察ではとても親切に“遺棄動物保護センター・各種動物保護センター”の連絡先を教えてくださいました。私は冷静に電話をかけました。

その会話の内容は

私:犬が首輪を着けているので捨て犬だと思います。しかし、私たちには確認できないので、トラックの所有者に捨て犬か自分で買った犬か、確認してもらえますか?犬が本当にかわいそうで家に帰れません。どうか助けてください!

センター:それは、私たちには法律的に権限がないのでどうすることもできません。

私:では、 私たちはこんなに苦しそうな犬を放って、家に帰れという意味ですか?

センター:はい。

返ってきたのは私たちを馬鹿にしたような笑いの混ざった“はい”という返事でした。
会話の最中、そこが遺棄動物センターということを証明する、犬たちの鳴き声が絶えず聞こえていました。

でも何故、今にも死にそうな犬の状況を聞いて、「助けてはあげたいのだけど・・・」と、言う様な言葉さえもなかったのですか?

法律が云々と言いながら、まだ学生である私たちがただの悪戯でもしてるのかと思い、あざ笑ったのですか?
何故、法律に詳しくそれをしきりに並べ立てはしたのに、差し迫った私たちの訴えにはそっぽを向いたのですか?
何故、そのトラック所有者の人権は尊重するのに、命の尊重は忘れたのですか?

私たちはまだ子供なので、法律によって世の中はどう動いてるかはよく分かりませんが、世の中をどうやって生きて行かなければならないのかは分かっているつもりだし、身体で感じて行っています。

消えていく一つの命を見ながら、私たちが感じていたのは、そのトラック所有者への法律的な対応でもなく、ヒーローになりたかったわけでもなく、 ただひたすら“助けなければいけない”ということだけでした。
しかし今日、私たちが感じ学んだことは、法律の前で、徐々に消え行くあの犬の命を消さないようにするどころか、逆にそれに水を注いだ大人たちの行動でした。

この文章を書いた理由は犬は食べないで下さいという抗議でもなく、遺棄動物センターを追跡して、その時電話に出た人を訴えようということでもありません。

ただ、子供である私が思っていた世の中とはまったく違う現実に晒されたということ、また、今はもう死んだであろう、あの犬の死を悼んでこの文を書きました。

長い文を読んでくだり、有難うございました。



[その後・・・この事件の結末]

いくつかの動物保護団体が動き、食用犬繁殖業者であるのは明らかである犬の持ち主を特定し犬を引き取りにいったが、事を察したらしい犬の持ち主は突然、あの犬は逃げてしまったと言い、結局犬の行方はわからずじまいになった。
その後、その持ち主を刑事告発したが、「噛まれるので仕方がなく縛った。」という持ち主の供述により、罪にはならなかった。

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